世界大百科事典(旧版)内のbilādal-sūdānの言及
【スーダン[地方]】より
…アフリカの中央部,北緯15゜の線を中心に,その南北をそれぞれ最大でも250kmの幅で大西洋から紅海まで帯状に連なるサバンナ地帯。中世のイスラム教徒がビラード・アッスーダーンbilād al‐sūdān(黒人の国々)と呼んだのが,この名の起りである。地中海沿岸とスーダンとを結ぶ通商路は先史時代から開かれていたが,それがスーダンの住民のイスラム化をもたらしたのは,スーダン西部地域が最も早く,ムラービト朝は1076∥77年にガーナ王国を滅ぼして,西スーダンのイスラム化の端緒を開いた。…
※「bilādal-sūdān」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」