世界大百科事典(旧版)内のbulbの言及
【球根】より
…球根はそれを形成する器官のいかんによって次のように呼ばれる。(1)鱗茎bulb 地下の短縮した茎に肥厚した葉がついているもの。チューリップ,スイセン,アマリリス,ユリ,ダッチ・アイリスなど。…
【宿根草】より
…また,ニチニチソウやサルビアのように,温帯地方では一年草として取り扱われるが,熱帯地方や温室では枯死せず宿根草となるものもある。地下部に養分を蓄えて生存に不適当な期間は休眠するものを球根植物(英名bulb)といい,これも広い意味では宿根草に含まれるが,別に扱われることが多い。宿根草には純然たる草本植物が多いが,中にはゼラニウムやマーガレットなどのように,組織が多少木質化して半低木状となるものもある。…
【地下茎】より
… 地下茎は地面からすぐ下にある場合が多いが,スギナやハスなどのようにかなり深く地中を横走することもあり,これらの場合通気腔が発達している。地下茎はその形状から,横にはうものを根茎rhizome,塊状,球状のものを塊茎tuber,球茎corm,鱗片葉がつくものを鱗茎bulbなどという。シダ類のワラビやウラジロの地下茎は地中を長くはい,枝分れし,典型的な根茎であるが,斜上したり短く直立する根茎もある。…
※「bulb」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」