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暑さ指数 あつさしすう

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知恵蔵miniの解説

暑さ指数

湿度、気温、日差しの強さの3要素で暑さを表す指標。正式名称は湿球黒球温度(Wet-Bulb Globe Temperature)で、WBGTと略される。熱中症の危険度を判断する目安として国際的に用いられている。日本では2006年より環境省が「暑さ指数」と称し、全国841地点(13年5月現在)における予測値と現在の推定値をホームページで発表している。日本体育協会の運動時における指針では、指数21度以上で注意(積極的に水分補給)、25度以上で警戒(積極的に休憩)、28度以上で厳重警戒(激しい運動は中止)、31度以上で危険(運動は原則中止)とされている。

(2013-7-12)

暑さ指数

熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標。WBGT(Wet Bulb Globe Temperature=湿球黒球温度)のことで、熱中症指数ともいう。人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、気温の三つを取り入れたもの。熱中症を防ぐ指数として、環境省は2006年よりこの指数を提供している。同指数はWGBT温度で表され、WGBT温度31℃以上が「危険」(全ての生活活動で熱中症が起こる危険性がある。高齢者では安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する)、28~31℃が「厳重警戒」(全ての生活活動で熱中症が起こる危険性がある。外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する)、25~28℃が「警戒」(中等度以上の生活活動で熱中症が起こる危険性がある。運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる)、25℃未満「注意」(強い生活活動で熱中症が起こる危険性がある。一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある)となっている。

(2014-8-20)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

暑さ指数

気温、湿度に、赤外線など体に当たる熱線(放射熱)を加味して数値化したもの。日本生気象学会の指針では、25以上で熱中症の警戒が必要となり、28以上は「外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意」、31以上は「高齢者なら安静状態でも熱中症を発症する危険性が大きい」。環境省は「熱中症予防情報サイト」で全国約150カ所の実測値や予測値を掲載し、1時間ごとに更新している。

(2011-07-03 朝日新聞 朝刊 横浜 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

あつさ‐しすう【暑さ指数】

湿球黒球温度

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

あつさしすう【暑さ指数】

環境省が発表する、 WBGT (熱中症予防の目安に用いられる指標)の予測値と実測値。2005 年(平成 17)より発表。 → WBGT

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

暑さ指数
あつさしすう
wet bulb globe temperature

熱中症(高温障害)の原因となりやすい(1)湿度、(2)日射、輻射(ふくしゃ)を主体とする周辺の熱環境、(3)気温、の三つの要素をもとに算出された指標。湿球黒球温度のことで、略称WBGT。単位は摂氏温度(℃)で示されるが、気温の測定値とは異なる。WBGTを算出するために必要なデータは、黒球温度globe temperature(体感温度に近い)、湿球温度natural wet bulb temperature(皮膚の汗が蒸発するときに感じる涼しさの度合い)、乾球温度natural dry bulb temperature(通常の温度計を用いた気温)で、それぞれを専用の測定装置で計測する。そのデータを用いて、屋外の場合は「0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度」の式で、屋内の場合は「0.7×湿球温度+0.3×黒球温度」の式で算出する。
 1954年にアメリカの海兵隊新兵訓練所で熱中症のリスクを事前に判別するために開発された。国際標準化機構(ISO)などで国際的に規格化された指針であり、日本でもこれに基づき、日本生気象学会の「日常生活における熱中症予防指針」や、日本体育協会の「熱中症予防運動指針」などが作成されている。環境省は2006年(平成18)より全国840か所での暑さ指数の予測値(3時間ごと)と実測値(1時間ごと)をホームページ上で公開している(公開される期間は6~10月ごろで、年により変わる)。[編集部]

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