世界大百科事典(旧版)内のcarumの言及
【キャラウェー】より
…果実を香辛料として利用するセリ科の一~二年草。ヨーロッパ原産で,石器時代から栽培したといわれる。根は指くらいの太さ。黄色,肉質で,形状,味ともにニンジンに似て,野菜とする。草丈30~60cmで無毛。茎の下部の葉は葉柄があるが,上部の葉は葉柄がなく羽状に多裂し,小葉は深裂して糸状になる。小さな花は白く,夏,散形花序に多数咲く。果実は長さ3~7mm,三日月形に湾曲し,5本の肋がある。果実はカルボンという精油を含有しカルムcarum実と呼び,ウイキョウの代用品として,健胃・駆風薬とする。…
※「carum」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」