世界大百科事典(旧版)内のCytisusの言及
【エニシダ(金雀枝)】より
…ヨーロッパ中・南部に原産するマメ科の落葉低木(イラスト)。延宝年間(1673‐81)に日本に渡来し,今日では観賞のため広く栽培されている。高さ2mくらいにまで生長し,よく枝分れする。若い枝は濃緑色で角張っている。葉は3小葉をつけ有柄であるが,枝先につく葉は1小葉で無柄。蝶形花は鮮黄色,4~6月に咲き,長さ約2cm,旗弁はそり返っている。中央の1本のめしべを囲み,10本のおしべがある。花に受粉の昆虫がとまり,翼弁と竜骨弁がおし下げられると,中からめしべ・おしべが飛びだして虫に巻きつくように1回転し,花粉を飛び散らす。…
※「Cytisus」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」