世界大百科事典(旧版)内の《Garga-saṃhitā》の言及
【占星術】より
…この時期の占星術をよく伝えているのが,後1世紀ころの仏教文献に属する《シャールドゥーラカルナ・アバダーナŚārdula‐karṇa‐avadāna》(漢訳《摩登伽経》)であり,太陽・月と星宿との関係が占いの基本になっている。同じ時期の《ガルガ・サンヒターGarga‐saṃhitā》では前兆は自然現象のあらゆる側面に拡大されている。このような自然占星術を集大成したのが6世紀にバラーハミヒラが著した《ブリハット・サンヒター》である。…
【ブリハット・サンヒター】より
…そこで天文学,占星術,医学,文法学,韻律学,祭式学などインドの伝統的な学問に対する彼の知識が遺憾なく発揮され,まさにインド古代文化を集成した百科全書ともいうべき側面をもっている。この種の文献として最も古い《ガルガ・サンヒターGarga‐saṃhitā》(1世紀ころ?)と多くのテーマが共通しており,そのいくつかはメソポタミア地方で盛んであった前兆占いとの関連が推測されている。占星術【矢野 道雄】。…
※「《Garga-saṃhitā》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」