世界大百科事典(旧版)内のGraefe,A.vonの言及
【白内障】より
… ヨーロッパでは,2世紀のローマの外科医アンテュロスAntyllosが白内障の水晶体除去の手術を行ったといわれ,その後はインドやアラビアから伝えられた方法が,遍歴の眼科医師によって行われていた。近代医学が専門分化した18世紀になり,フランスの宮廷医ダビエルJacques Davielによって水晶体摘出手術が行われ,19世紀に入り近代眼科学の創設者といわれるドイツのグレーフェAlbrecht von Graefeが,線状切開法により白内障手術を飛躍的に前進させた。【立川 昭二】。…
※「Graefe,A.von」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」