世界大百科事典(旧版)内のhastaの言及
【インド舞踊】より
…ヌリッタに対応する音楽は,スバラsvara(ソルミ唱法)か,または意味のないシラブルが歌われ,ターラの規則に従っている。アビナヤは歌詞に対応する気分や物語などをハスタhastaという手指で作るさまざまな形と,表情(特に顔の表情)で表現し,目,眉,唇などは独立して動かす。芸術舞踊と民俗舞踊との区別の一つは,アビナヤを持つかどうかだと言われるほど,芸術舞踊の重要な要素である。…
【度量衡】より
…ただし長年月の間には取違えも生じた模様で,イタリアのブラッチオbraccio,オランダのエルelなどは,本来の腕の長さとも,その2倍または4倍とも解されて,混乱をひきおこした。そのほか,古代インドの〈度〉の一つであるハスタhastaも,腕の長さに由来し,その実長は約50cmと解されている。 〈度〉のもう一つの重要な系列として〈足のかかとからつま先までの長さ〉に関するものがあげられる。…
※「hasta」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」