…仏が法を説くことを〈転法輪(てんぼうりん)〉,とくに成道(じようどう)後最初の説法を〈初転法輪(しよてんぼうりん)〉というが,これも教えを説くことを車輪を転がすことになぞらえた言い方である。また,仏の偉大な特徴を表す〈三十二相〉の中の一つ,〈千輻輪相(せんぷくりんそう)〉(足の裏もしくは掌にあるという車輪形の文様)も,仏の偉大なはたらきである説法(転法輪)を象徴するもの(法輪)とみることもできよう。仏像出現以前の古い彫刻では,仏のあるべき位置にしばしば輪形(あるいは聖樹など)が刻まれているが,これは仏(釈迦)を法輪(もしくは聖樹など)によって象徴的に表現したものである。…
※「千輻輪相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...