世界大百科事典(旧版)内のHeck,P.vonの言及
【自由法論】より
…エールリヒは〈生ける法〉を経験科学的に探求することによって,ドイツに〈法社会学〉を誕生させた。他方でまたヘックPhilipp von Heck(1858‐1943)の〈利益法学〉にみられるように,法の解釈学自体に新生面を開いたものもあり,自由法論は多彩な方向をはらんでいたといえる。 フランスでは,ナポレオン法典が早く(1804)に成立した関係もあり,成文法を唯一の法源とみなし,その厳密な適用を求める注釈学派が長く支配していた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」