ISP法(読み)アイエスピーほう

百科事典マイペディア 「ISP法」の意味・わかりやすい解説

ISP法【アイエスピーほう】

亜鉛の製錬法の一つ。イギリスのインペリアル・スメルティング社の技術研究グループが考案(1958年に操業開始)したところから,この名で呼ばれる。焼結した亜鉛・鉛混合精鉱をコークスと共に炉に装入,粗鉛は炉底から取り出し,炉の上部に揮発した亜鉛ガスは溶融鉛のシャワー中を通過し急冷,鉛に溶解吸収され,冷却後亜鉛が析出分離される。
→関連項目亜鉛

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改訂新版 世界大百科事典 「ISP法」の意味・わかりやすい解説

ISP法 (アイエスピーほう)

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世界大百科事典(旧版)内のISP法の言及

【亜鉛】より

…(1)乾式製錬法 亜鉛精鉱を焙焼(ばいしよう)して酸化亜鉛ZnOとし,これを炭素材で還元し,亜鉛を揮発回収して蒸留亜鉛を作る方法で,このようにして得られた焼鉱の分析値の一例を表に示す。乾式法には,水平レトルト蒸留法,立形レトルト蒸留法,電熱蒸留法,ISP法(Imperial Smelting Process)などがある。ISP法を除けば,いずれも焼結塊を固体の炭素で還元して,亜鉛を揮発し,コンデンサーで凝縮回収する方法である。…

※「ISP法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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