考案(読み)コウアン

デジタル大辞泉 「考案」の意味・読み・例文・類語

こう‐あん〔カウ‐〕【考案】

[名](スル)工夫して考え出すこと。「新しいデザインを考案する」
[類語]案出創案発案工夫発明一工夫一捻り創意創見編み出す捻り出す

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精選版 日本国語大辞典 「考案」の意味・読み・例文・類語

こう‐あんカウ‥【考案・考按】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 考え工夫すること。工夫をめぐらすこと。
    1. [初出の実例]「豈に其中に鬱蒸する炭酸、及び『アンモニヤ』鋳銕の熱により、〈略〉鋳銕の気孔を密にするに利ある歟、以て専業家の考按に存す」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
  3. ( 「考」も「按」もしらべる意 ) しらべること。考査。〔新撰字解(1872)〕〔漢書‐魏相伝〕

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普及版 字通 「考案」の読み・字形・画数・意味

【考案】こう(かう)あん

しらべる。〔後漢書、党錮、李膺伝〕膺、獨り風裁を持し、聲名を以て自ら高しとす。~黨事にふにび、當(まさ)に膺等を考實すべしとす。~太尉陳之れを卻(しりぞ)けて曰く、今考案するは皆の人譽、憂國忠の臣なり~と。

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産学連携キーワード辞典 「考案」の解説

考案

「考案」とは、自然法則を利用した技術的思想創作実用新案法第2条1項)をいう。「考案」は、高度性を要求されていない点が発明(自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの)と相違するだけで、発明と本質的に相違ない。しかし、実用新案として登録されるものは、「物品形状構造又は組合せに係る考案」に限られている。

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