世界大百科事典(旧版)内のJunggrammatikerの言及
【比較言語学】より
…その結果,19世紀末には方法論が確立され,これが同時に今日の言語学の基礎となった。その中心はライプチヒ大学のK.ブルクマンを先頭にする青年文法学派Junggrammatikerにあり,彼らによって真に文献学的・言語学的な研究が各語派にわたって始められた。 二つ以上の言語が互いに親縁関係にある,すなわち,一つの源となる言語から分化したと想定されるためには,その間に一定の音対応が求められなければならない。…
【ブルクマン】より
…ライプチヒ大学に学び,後にこの大学で教えた。ギリシア語を中心とするインド・ヨーロッパ(印欧)語の比較研究に従事し,師クルティウスGeorg Curtius(1820‐85)に反対して画期的な論文を発表,若手研究者による青年文法学派Junggrammatikerを組織して,そのリーダーとなり,本格的な言語の歴史的研究の基礎を築いた(比較言語学)。B.デルブリュックとの共著《印欧語比較文法Grundriss der vergleichenden Grammatik der indogermanischen Sprachen》は,この領域での研究に今日もなお不可欠の大著である。…
※「Junggrammatiker」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」