世界大百科事典(旧版)内のKevlarの言及
【アラミド繊維】より
…顔料とバインダー(繊維の接着剤)を混ぜて行うピグメント染色が可能になり,用途が広がった。 ポリ‐p‐フェニレンテレフタルアミド(商標ケブラーKevlar)は,デュポン社がポリ‐p‐フェニレンジアミンとテレフタル酸クロリドの重合技術を改良して成形可能な高重合度のポリマーを製造することに成功し,さらにそれを硫酸に溶かして紡糸する技術を確立して,繊維が製造されている。タイヤコードに使用され,自動車用ラジアルタイヤのプライ数減少を可能にし,自動車軽量化に役立っている。…
【化学繊維】より
… アラミド(芳香族ポリアミド)は全芳香族ポリアミドの芳香環をアミド結合で結んだ高分子で,非常に優れた耐熱性と強度をもつ繊維が作られている。ポリ(p‐フェニレンテレフタルアミド)繊維はデュポン社のケブラーKevlar(商標)だけが製造されている。最近,オランダでも企業化された。…
【ポリアミド】より
…フタル酸クロリドとメタフェニレンジアミンから得られるノメックスNomex(商品名,デュポン社)は電気絶縁材としてすぐれている。耐熱性と高弾性率をもつ繊維ケブラーKevlar(商品名,デュポン社)もアラミドの一種で,テレフタル酸クロリドとパラフェニレンジアミンから製造される。ナイロン【森川 正信】。…
※「Kevlar」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」