アラミド繊維(読み)あらみどせんい(英語表記)aramid fiber

翻訳|aramid fiber

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アラミド繊維」の意味・わかりやすい解説

アラミド繊維
あらみどせんい
aramid fiber

引っ張り強さ、弾性率耐熱性に優れた有機繊維アメリカの化学会社デュポンが開発した「ケブラー」とオランダ・エンカ社の「トワロン」がその代表格。国内メーカーでは帝人がリードしている。分子構造のちがいによって、パラ系とメタ系に分かれる。強度に優れるパラ系は自動車タイヤコードや宇宙航空分野、耐熱性に優れるメタ系は防火服、各種寝装品などの用途中心に、需要が拡大している。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例