Naṣrb.Aḥmad(英語表記)NasrbAhmad

世界大百科事典(旧版)内のNaṣrb.Aḥmadの言及

【サーマーン朝】より

…875‐999年。アム・ダリヤ南のバルフ地方に居住したイラン系地主(ディフカーン)階級に属するサーマーン・フダーSāmān Khudā(生没年不詳)の時代(8世紀後半)にイスラムを受容し,その孫たちの時代(9世紀初め),アッバース朝に対する忠誠のゆえに,サマルカンド,フェルガナ,タシケント,ヘラートの支配権を与えられ,875年にはアミール,ナスル・ブン・アフマドNaṣr b.Aḥmad(在位875‐892)がアッバース朝カリフからマー・ワラー・アンナフル全域の支配権を与えられ,事実上の独立国家を建設した。以後歴代のアミールはシル・ダリヤを境に遊牧トルコ人の侵入を阻止し,遊牧地帯にジハード(聖戦)を敢行するかたわら,国境地帯に奴隷市場を設けて多くのトルコ人奴隷を獲得し,それらを西アジアに供給した。…

※「Naṣrb.Aḥmad」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android