世界大百科事典(旧版)内のSablé,marquisedeの言及
【サブレ夫人】より
…フランスの女流文人。若年の時から才女としてランブイエ侯夫人のサロンで評判が高く,プレシューズと呼ばれる才女の女権論者たちに影響を与えた。後年,自身もサロンを開き,特にジャンセニスト系の人々が集まり,思想,文学を論じた。短い文の中に鋭く真理をえぐるマクシム(格言)を書くのが流行したのはこのサロンであり,サブレ夫人自身も《格言集》(1678)を印刷しているが,特にラ・ロシュフーコーの名高い《箴言(しんげん)集》が,このサロンでの論議から生まれたことが注目される。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」