世界大百科事典(旧版)内のshāhidの言及
【公証人】より
…なお,ヨーロッパ各地に残る膨大な公証人文書は社会経済史研究の貴重な史料となっている。ローマ法の継受【清水 広一郎】
[イスラム社会]
イスラム法では,裁判官(カーディー)の前で係争当事者のために証言をする証人(シャーヒドshāhid)の数が,事件の種類によって定められていた。しかし裁判件数の増大につれて,証人の公正さを調べることがしだいに困難となり,やがて8世紀末以降の裁判官はこれを調査するための助手を採用するにいたった。…
【裁判】より
…その権限は,裁判所の等級に応じて,事件の種類や管轄地域に制限がある。考慮すべき他の要因は,原告の住居とその証人(シャーヒドshāhid)である。被告の住居とか訴訟の対象がほかの所にあっても,訴訟は原告や証人の居住地近くの裁判所でなされる。…
※「shāhid」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」