精選版 日本国語大辞典 「放電灯」の意味・読み・例文・類語
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封入ガスや金属蒸気または数種のこれらの混合体内の放電によって発生する光を利用した光源の総称。日本工業規格(JIS(ジス))では、発光するガラス球(管)部分を放電ランプとよび、安定器、照明器具を含めた装置を放電灯といって区別しているが、一般には区別されずに使用されている。放電現象による発光は、原子の励起と電離によって行われ、陰極付近における放電電流密度を増加していくと、グロー放電からアーク放電に移行する。グロー放電を利用するランプとして、対向する両電極を接近させて負グローの発光を利用したのがネオン(アルゴン)グローランプである。また電極を離して陽光柱の光を利用するのがネオン管(灯)である。アーク放電を利用するランプとして、蛍光ランプ、低圧ナトリウムランプ、高輝度放電ランプ(水銀ランプ、メタルハライドランプおよび高圧ナトリウムランプなどの総称でHIDランプともいう)、キセノンランプなどがある。放電ランプの電圧電流特性は負特性で、放電によって電流が増加すると、電極間の電圧が減少する。その電圧減少により、電流はますます増加してランプを破損してしまう。これを防ぐため、ランプと直列に安定器を接続して、電流を制限する方法をとっている。
なお、放電ランプの命名方法としては、(1)動作原理による分類(アークランプ、グローランプ、蛍光ランプなど)、(2)発光に寄与する封入ガスの種類による分類(水銀ランプ、ナトリウムランプ、キセノンランプ、ネオンランプなど)、(3)構造、動作状態による分類(ショートアークランプ、高圧・低圧または超高圧放電ランプなど)、(4)目的、用途による分類(殺菌ランプ、ブラックライトランプ、健康線ランプ、太陽灯など)などがある。
[小原章男・別所 誠]
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…また,建築物における自然光の利用法については〈採光〉の項目で述べられている。
[光源の変遷]
現在実用されている光源は白熱電球,放電灯および蛍光灯である。電灯の最初はアーク灯で,1808年H.デービーによって発明されたが,まぶしいのと,炭素蒸気を出して空気を汚すので,もっぱら街路灯に使用された。…
※「放電灯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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