世界大百科事典(旧版)内のsubstrateの言及
【酵素】より
…活性中心は活性部位,触媒中心などとも呼ばれ,基質や補酵素が結合するために必要な空間を指すが,多くの場合,酵素分子の表面から内部に向けて開けた細い間隙(かんげき)のような広がりとなっている(図2)。タンパク質
[酵素の反応]
酵素は他の化学触媒と異なり,ごく限られた範囲の基質substrateにしか作用しない。たとえば,塩酸で糖を加水分解する場合には,デンプンに限らず,種々の多糖やオリゴ糖が基質となるが,デンプンを基質とするアミラーゼはグリコーゲンにもキシラン(キシロースを主成分とする多糖の総称)にも作用しない。…
※「substrate」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」