Still Video Cameraの略。画像をビデオカメラと同様に電子記録するもの。【歴】1981年にソニーがフィルムのいらないカメラとして、「ソニーマビカシステム電子カメラ」を発表して各社開発が始まった。電子カメラ記録統一懇談会なるものが発足し、統一規格として記録メディアに2インチビデオフロッピーディスクを使用し、アナログ記録方式(FM記録)での記録を採用していた。この方式をとくにSVCと呼び、キヤノンのQ-PICシリーズ等が有名。しかし、2インチビデオフロッピーディスクという半ば専用的な記録媒体を使用していたこと、また、Macintosh等に直接画像を取り込むことができず、専用のキャプチャボードあるいはハードウエアが必要になること、かつ当時はAdobe Photoshop等の画像処理ソフトがないといった理由から、写真をテレビで簡単に見られる点を生かして、ホームユースや速報性が要求される報道分野での用途に限定されていた。