絵本太閤記(読み)エホンタイコウキ

デジタル大辞泉 「絵本太閤記」の意味・読み・例文・類語

えほんたいこうき〔ヱホンタイカフキ〕【絵本太閤記】

読本。7編84冊。寛政9~享和2年(1797~1802)刊。武内確斎著とされ、岡田玉山画。豊臣秀吉一代記太閤記物の流布書に精細な挿絵を入れたもの。禁令に触れ、文化元年(1804)絶版を命ぜられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の絵本太閤記の言及

【太閤記物】より

…戦国時代末期の豊臣秀吉一代記に取材したもの。実録小説《真書太閤記》や1797年(寛政9)から1802年(享和2)に刊行された読本《絵本太閤記》などで知られた題材である。人形浄瑠璃だけで30編前後を数える。…

※「絵本太閤記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android