絶版(読み)ゼッパン(その他表記)out of print

デジタル大辞泉 「絶版」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐ぱん【絶版】

一度出版した本の版を廃棄して再び発行しないこと。また、その本。
[類語]廃刊休刊重版増刷増刊復刊再刊再版復刻翻刻影印初版改版新版旧版バージョン

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精選版 日本国語大辞典 「絶版」の意味・読み・例文・類語

ぜっ‐ぱん【絶版・絶板】

  1. 〘 名詞 〙 一度出版した本の印刷発行を中止すること。現代では、主として一度発行した書籍の版や紙型をこわしたり失ったりして、再び発行しないことをいう。
    1. [初出の実例]「只今迄有来候板行物之内、好色本之類は、風俗之為にもよろしからざる儀に候間、段々相改、絶板可仕候事」(出典御触書寛保集成‐三五・享保七年(1722)一一月)
    2. 「文献史研究者は大抵複製本(数種あるが何れも今は絶版)を以て満足する外は無いが」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉東西愛書趣味の比較)

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図書館情報学用語辞典 第5版 「絶版」の解説

絶版

出版社が,刊行した図書の印刷,販売を止めること,あるいはそのような状態.厳密には印刷原版を廃棄し,以後増刷,再版を行わないことをいうが,在庫がなくなり,増刷の時期未定の場合を含むこともある.洋書の場合,OPとかOOPという記号で示される.増刷が予定されていて一時的に在庫のない状態は品切れ(out of stock)という.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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