ウラン精鉱(読み)ウランセイコウ

デジタル大辞泉 「ウラン精鉱」の意味・読み・例文・類語

ウラン‐せいこう〔‐セイクワウ〕【ウラン精鉱】

ウラン鉱石を精錬して得られる、不純物の多いウランの粉末原子力産業分野ではイエローケーキと呼ばれることが多い。

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世界大百科事典(旧版)内のウラン精鉱の言及

【ウラン】より

…この溶液にアルカリやアンモニアを作用させると二ウラン酸塩(Na2U2O7,(NH4)2U2O7)の黄色沈殿が得られる。この中間生成物がイェローケーキyellow‐cakeあるいはウラン精鉱と呼ばれるもので,これにはウランが70~80%(U3O8換算)含まれる。さらに先の塩酸抽出液,あるいはイェローケーキの塩酸溶液を電解還元すると,ウランは4価のイオンU4+となり,これにフッ化水素を作用させて四フッ化ウランUF4の沈殿を得る。…

※「ウラン精鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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