棺を蓋う(読み)かんをおおう

精選版 日本国語大辞典 「棺を蓋う」の意味・読み・例文・類語

かん【棺】 =を 蓋(おお)う[=に 白布(しらぬの)を蓋(おお)う]

  1. 死ぬことのたとえ。人生を終える。
    1. [初出の実例]「棺を蓋(オホフ)に至まで、これを行なはんと欲す」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む