簡閲点呼(読み)カンエツテンコ

デジタル大辞泉 「簡閲点呼」の意味・読み・例文・類語

かんえつ‐てんこ【簡閲点呼】

もと陸海軍で、予備役後備役の下士官・兵や補充兵を召集して行った点呼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簡閲点呼」の意味・読み・例文・類語

かんえつ‐てんこ【簡閲点呼】

〘名〙 旧日本陸海軍で、予備役、後備役の下士官兵および第一補充兵を短期間召集して、点検査閲、または教導すること。〔海軍召集条例(明治三一年)(1898)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の簡閲点呼の言及

【在郷軍人】より

…したがって,将来の総力戦に備えて,国家(軍部)は常日頃から軍人精神の涵養(かんよう)に努め,軍事能力の鍛練を図った。教育召集(定期的に数日間軍隊に召集し訓練する)や簡閲点呼(将校を各地に派遣して,実情の視察や訓示などをする)はその一環である。と同時に,このことは第2の要因である,国家意思の国民への浸透に一役を担った。…

※「簡閲点呼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android