耳癈い(読み)みみしい

精選版 日本国語大辞典 「耳癈い」の意味・読み・例文・類語

みみ‐しい‥しひ【聾・耳癈】

  1. 〘 名詞 〙 耳のはたらきを失うこと。耳が聞こえないこと。また、その人。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「只(ただ)(ミミシイ)老僕あるのみ」(出典:読本・昔話稲妻表紙(1806)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む