鯛も一人はうまからず(読み)たいもひとりはうまからず

ことわざを知る辞典 「鯛も一人はうまからず」の解説

鯛も一人はうまからず

鯛のようなご馳走でも、一人で黙って食べたのではさほどうまいものではない。食事は誰かと一緒に食べてこそおいしい。

[使用例] 女たちのはしゃいだ掛け合いを引き取って、関根老人が、鯛も一人はうまからずと申します、こうしたお集まりが何よりの御馳走ですが、これも若旦那のお手柄で、と締めくくった[森田誠吾魚河岸ものがたり|1985]

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android