浮薄（読み）フハク

デジタル大辞泉

ふ‐はく【浮薄】

［名・形動］あさはかで軽々しいこと。また、そのさま。軽薄。「軽佻けいちょう浮薄」
「其様な―な婦人おんなじゃあなし」〈二葉亭・浮雲〉
[類語]浅はか・軽薄・単純・軽佻・浅浅・浅浅しい・馬鹿・愚か・愚かしい・馬鹿らしい・馬鹿馬鹿しい・阿呆らしい・下らない・愚劣・無思慮ぶしりょ・無考え・浅薄せんぱく・軽はずみ・軽率・ちゃらちゃら・軟派・軟弱・安っぽい・ちゃらい・うろうろ・うろちょろ・どぎまぎ・おたおた・まごまご・どぎどぎ・そわそわ・もじもじ・ぐじぐじ・ぐずぐず・いじいじ・因循・くよくよ・うじうじ・ちゃかちゃか・そそくさ・あたふた・うそうそ・ふらふら・よたよた・もぞもぞ・ちょこまか・ふわふわ・おどおど・せかせか・びくびく・きょときょと・こせこせ・ぐらぐら・せわしい・倉皇・せっかち・あくせく・気ぜわしい・軽佻浮薄・闇雲やみくも・性急・右往左往・軽挙妄動・後先なし・うわずる・うわつく・うろたえる・心急せく

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ふ‐はく【浮薄】

〘名〙 (形動) あさはかで軽々しいこと。軽薄なこと。また、そのさま。浅薄。

※読本・椿説弓張月（1807‐11）拾遺「都会の人は、浮薄(フハク)にして謟ひかざり」 〔後漢書‐馬援伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【浮薄】ふはく

軽薄。〔後漢書、公孫伝〕（上）今、車騎將軍袁紹は、～性本(もと)亂、行なり。

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出典　平凡社「普及版 字通」