ずけむ

精選版 日本国語大辞典 「ずけむ」の意味・読み・例文・類語

ず‐・けむ

(打消の助動詞「ず」に推量の助動詞「けむ」の付いたもの) 上代語法で、過去の否定的推量。中古以後は「あり」を介した「ざりけむ」の形のほうが代わって用いられる。…なかっただろう。
万葉(8C後)四・四九七「いにしへに有りけむ人も吾が如か妹に恋ひつつ宿不勝家牟(いねかてずケム)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android