…また,(B)の〈美しい〉の活用も,この語に限ったことではなく,他に〈強い〉〈かわいい〉〈厳しい〉など実に多数の語が同じように活用し(これらを形容詞と呼んでいる),一方,〈きれい〉と同じようにふるまう語も〈丈夫〉〈可憐〉〈穏やか〉など,数多い(いわゆる形容動詞)。文法というものは,どの言語でも,このように,普通,特定少数の文や語句だけについてのきまりではなく,〈一定の条件を備えた任意の文〉について,あるいは〈一定の範囲の多数の語句〉について同じように成り立つ一般性の高いきまり,すなわち規則性としてとらえられる事がらなのであり――だからこそわれわれは比較的容易に言語を習得できるわけである――,さらに,そうした種々の規則性の背後に,実はいっそう抽象度の高い原理が見いだされることもしばしばなのである(これに対し,特定の文や語句だけについてのきまりは,特に〈語法〉と呼んで区別することがある)。このように,(1)~(3)に関する一般性の高い諸々の原理や規則性と,多少の個別的なきまりとがいわば束になって当該の言語を成り立たせているわけで,それらの一つ一つのことをではなく,特にそれらを総体としてとらえた概念のことを文法(文法体系)と呼ぶ場合もある。…
※「語法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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