たける

精選版 日本国語大辞典 「たける」の意味・読み・例文・類語

た・ける

〘他カ下一〙 た・く 〘他カ下二〙
① 垢(あか)などを身につける。ためる。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)大意「己が心を常に磨きて、諸の垢をたけな」
② つけ加えていう。言い添える。〔新撰大阪詞大全(1841)〕

た‐・ける

(完了助動詞「たり」に過去の助動詞「ける」の付いた「たりける」の変化した「たっける」の促音無表記) 過去や完了の意を詠嘆的に表わす。…たのだなあ。
史記抄(1477)五「秦王も我父と知られたける歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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