てんに(読み)テンニ

デジタル大辞泉 「てんに」の意味・読み・例文・類語

てん‐に

[副]まったく。てんで。てんと。
「―あきれていたりし所に」〈虎明狂・文蔵

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「てんに」の意味・読み・例文・類語

てん‐に

〘副〙 (「てんと」「てんで」などと同語源か) まるで。まったく。てんと。
謡曲親任(1541頃)「酔ひ臥したりしその隙(ひま)に、本尊を奪はれてんに呆れ」

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