世界大百科事典内のひまの言及
【レジャー】より
…この言葉は,許可されるという意のラテン語licereに由来し,なんらかの権威によって認可されている行動,状態,意識という意味である。日本では〈余暇〉〈ひま〉と訳されていたが,1960年の〈安保〉のあと,池田勇人内閣が推進した高度成長政策の展開期に流行語(1961‐62)となり,60年代には一種日本語化して,〈レジャー時代〉といったように,日常的に使われるようになった。70年前後には,週休2日制の一定程度の普及にあらわされるような産業構造,労働条件の変化,ジャーナリズムでの未来論ブーム,ヒッピー風俗に象徴される〈労働〉基軸の価値観の動揺,多様な新しい共同体(コミューン)づくりの模索等が相まって,〈余暇〉と人間の基本的な関係がまた新しく脚光を浴びてきた。…
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出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報