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文蔵 ブンゾウ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

文蔵 ぶんぞう

?-? 室町時代の能面師。
能面名工の十作(じっさく)のひとり。越前(えちぜん)(福井県)の人という。世阿弥(ぜあみ)元清の「申楽(さるがく)談儀」のなかに尉(じょう)(老翁)面の作者としてしるされている。確証ある遺作がないので作風はよくわからない。姓は福原

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

ぶんぞう【文蔵】

熊本の米焼酎。酒名は、創業者・新橋文蔵の名にちなみ命名。麹造りから仕込みまですべて手作業。白麹を用いた甕仕込みの醪(もろみ)を常圧蒸留して造る。原料は米、米麹。アルコール度数25%、35%、40%。蔵元の「木下醸造所」は文久2年(1862)創業。所在地は球磨郡多良木町大字多良木。

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デジタル大辞泉プラスの解説

文蔵

熊本県、木下醸造場が製造する米焼酎。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんぞう【文蔵】

狂言の曲名。大蔵流は大名狂言,和泉流は太郎冠者物に分類している。無断で旅に出て前夜帰宅した太郎冠者を主人が叱責すると,京都見物をし主人の伯父を見舞ってきたという。主人は機嫌を直し,何か御馳走にならなかったかと尋ねると,太郎冠者は珍しい物を食べたが名を忘れたと答える。物にことよせて覚えていないかと問うと,主人がいつも好んで読む《源平盛衰記》の石橋山合戦の話に出てくる物を食べたと答えるので,主人はそのくだりを語りはじめる。

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大辞林 第三版の解説

ぶんぞう【文蔵】

狂言の一。太郎冠者は、主人の伯父に珍しい食べ物をふるまわれるがその名を忘れる。主人が日頃読む本に出てくるというので源平盛衰記を読むと、石橋山合戦の「乳人親めのとおやに文蔵」の件くだりでそれだというので、温糟粥うんぞうがゆをふるまわれたと知れる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文蔵
ぶんぞう

狂言の曲名。大蔵(おおくら)流では大名狂言、和泉(いずみ)流では太郎冠者(かじゃ)狂言。暇(いとま)も請わずに旅に出た太郎冠者を主人(シテ)がしかると、京都見物をしてきたとわびるので許す。都のようすを聞くと、伯父御様のところへ立ち寄ったと答え、そこで御馳走(ごちそう)になったものの名を忘れたが、日ごろ主人が読む物語のなかにあるという。どうしてもこれを聞き出したい主人は、石橋山の合戦物語を語り始める。長々と語って「真田(さなだ)が乳母(めのと)に文蔵……」というところにきたとき、その文蔵を食べたというので、それは温糟粥(うんぞうがゆ)のことであろう、主人によいほねをおらせたとしかって終わる。型の多い主人の語りが見どころであり、聞きどころでもある。温糟粥とは禅寺で食した粥の一種。[林 和利]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の文蔵の言及

【粥】より

…紅糟粥は温糟粥とも書く。太郎冠者がごちそうになった食べ物の名を忘れ,主人が石橋山合戦の物語を誦して思い出させるという狂言《文蔵》の素材にもなっているもので,室町期にはかなり身近な料理だったようである。《尺素往来(せきそおうらい)》が〈紅糟者臘八之仏供〉としているように,釈尊成道の日とされる12月8日の臘八会(ろうはちえ)の供物ともされたため,臘八粥とも呼ばれる。…

※「文蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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