コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

文蔵 ブンゾウ

7件 の用語解説(文蔵の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ぶんぞう〔ブンザウ〕【文蔵】

狂言。太郎冠者が主人の伯父の家でごちそうになった温糟粥(うんぞうがゆ)の名を失念し、主人に長々と「源平盛衰記」の石橋山合戦を語らせて、その中の文蔵の名でやっと思い出す

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

文蔵 ぶんぞう

?-? 室町時代の能面師。
能面名工の十作(じっさく)のひとり。越前(えちぜん)(福井県)の人という。世阿弥(ぜあみ)元清の「申楽(さるがく)談儀」のなかに尉(じょう)(老翁)面の作者としてしるされている。確証ある遺作がないので作風はよくわからない。姓は福原。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

ぶんぞう【文蔵】

熊本の米焼酎。酒名は、創業者・新橋文蔵の名にちなみ命名。麹造りから仕込みまですべて手作業。白麹を用いた甕仕込みの醪(もろみ)を常圧蒸留して造る。原料は米、米麹。アルコール度数25%、35%、40%。蔵元の「木下醸造所」は文久2年(1862)創業。所在地は球磨郡多良木町大字多良木。

出典|講談社
(C)Kodansha 2010.
本事典は現在流通している、あるいは過去に存在した本格焼酎・泡盛の銘柄を集めたものです。限定品や終売品、蔵元の転廃業などで既になくなった銘柄も含まれていますのでご了承下さい。それぞれの情報は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラスの解説

文蔵

熊本県、木下醸造場が製造する米焼酎。

出典|小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ぶんぞう【文蔵】

狂言の曲名。大蔵流は大名狂言,和泉流は太郎冠者物に分類している。無断で旅に出て前夜帰宅した太郎冠者を主人が叱責すると,京都見物をし主人の伯父を見舞ってきたという。主人は機嫌を直し,何か御馳走にならなかったかと尋ねると,太郎冠者は珍しい物を食べたが名を忘れたと答える。物にことよせて覚えていないかと問うと,主人がいつも好んで読む《源平盛衰記》の石橋山合戦の話に出てくる物を食べたと答えるので,主人はそのくだりを語りはじめる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ぶんぞう【文蔵】

狂言の一。太郎冠者は、主人の伯父に珍しい食べ物をふるまわれるがその名を忘れる。主人が日頃読む本に出てくるというので源平盛衰記を読むと、石橋山合戦の「乳人親めのとおやに文蔵」の件くだりでそれだというので、温糟粥うんぞうがゆをふるまわれたと知れる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文蔵
ぶんぞう

狂言の曲名。大蔵(おおくら)流では大名狂言、和泉(いずみ)流では太郎冠者(かじゃ)狂言。暇(いとま)も請わずに旅に出た太郎冠者を主人(シテ)がしかると、京都見物をしてきたとわびるので許す。都のようすを聞くと、伯父御様のところへ立ち寄ったと答え、そこで御馳走(ごちそう)になったものの名を忘れたが、日ごろ主人が読む物語のなかにあるという。どうしてもこれを聞き出したい主人は、石橋山の合戦物語を語り始める。長々と語って「真田(さなだ)が乳母(めのと)に文蔵……」というところにきたとき、その文蔵を食べたというので、それは温糟粥(うんぞうがゆ)のことであろう、主人によいほねをおらせたとしかって終わる。型の多い主人の語りが見どころであり、聞きどころでもある。温糟粥とは禅寺で食した粥の一種。[林 和利]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の文蔵の言及

【粥】より

…紅糟粥は温糟粥とも書く。太郎冠者がごちそうになった食べ物の名を忘れ,主人が石橋山合戦の物語を誦して思い出させるという狂言《文蔵》の素材にもなっているもので,室町期にはかなり身近な料理だったようである。《尺素往来(せきそおうらい)》が〈紅糟者臘八之仏供〉としているように,釈尊成道の日とされる12月8日の臘八会(ろうはちえ)の供物ともされたため,臘八粥とも呼ばれる。…

※「文蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

文蔵の関連キーワード大蔵虎武狂言方太郎冠者釣針鬼物唐相撲雑狂言和泉流宗家鏡男七つ子

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

文蔵の関連情報