とぼつく(読み)トボツク

デジタル大辞泉 「とぼつく」の意味・読み・例文・類語

とぼ‐つ・く

[動カ五(四)]まごまごする。勢いがなくなる。
「すっかり―・いちまってるんじァないのかい」〈里見弴多情仏心
「客も三日往かぬとはやりものに遅れ遊びが―・くなり」〈洒・浪花色八卦〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「とぼつく」の意味・読み・例文・類語

とぼ‐つ・く

〘自カ四〙 (「つく」は接尾語) まごまごする。まごまごとうろつく。
俳諧・細少石(1668)春下「おぼろ夜はとほ月まはる山路哉〈定吉〉」
洒落本・浪花色八卦(1757)桔梗卦「客も三日往かぬと、はやりものにおくれ、遊びがとぼつくなり」

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