どまぐれる(読み)ドマグレル

デジタル大辞泉 「どまぐれる」の意味・読み・例文・類語

どまぐ・れる

[動ラ下一]《「どまくれる」とも》うろたえる。まごつく。どぎまぎする。
「さてこそ縁を切りに来たと、思ふ心に口―・れ」〈浄・宵庚申

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どまぐれる」の意味・読み・例文・類語

どまぐ・れる

〘自ラ下一〙 (「どまくれる」とも)
① まごつく。あわてる。うろたえる。とまどう。
浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)下「心は今もさつきやみ、木のしたやみにどまぐれて」
② まちがう。〔当世花詞粋仙人(1832)〕
放蕩(ほうとう)する。
※黄金部落(1947‐48)〈火野葦平〉三「大将も道楽しなさったけのう。あれだけ、どまぐれりゃ、もう出てもええころじゃろ」

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