コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

心中宵庚申 しんじゅうよいごうしん

5件 の用語解説(心中宵庚申の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

心中宵庚申
しんじゅうよいごうしん

浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保7 (1722) 年大坂竹本座初演。近松最期の世話物で,同年に起った八百屋の養子半兵衛と女房お千代の心中を脚色。夫半兵衛の留守中に姑去 (しゅうとめざり。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

しんじゅうよいごうしん〔シンヂユウよひガウシン〕【心中宵庚申】

浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保7年(1722)大坂竹本座初演。紀海音の「心中二つ腹帯」と同題材で競演した。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

しんじゅうよいごうしん【心中宵庚申】

人形浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。1722年(享保7)4月22日大坂竹本座初演。この年の4月6日大坂生玉馬場先の大仏勧進所で,山城上田村の農民平右衛門の妹で大坂油掛町の八百屋川崎屋源兵衛の養女となっていた千代が夫の半兵衛とともに情死した事件を仕組んでいる。24歳の千代の腹には4ヵ月になる子がいた。おなじ事件を豊竹座の紀海音《心中二ツ腹帯》として,近松作に先立って上演していた。大坂新靫の八百屋半兵衛は,以前は武士であったが,事情があって町人の養子となった男であった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

しんじゅうよいごうしん【心中宵庚申】

浄瑠璃。世話物。近松門左衛門作。1722年初演。大坂新靫しんうつぼの八百屋の養子半兵衛と、姑しゆうとめのために離縁された女房の千世とが宵庚申の夜、生玉の大仏勧進所で心中した事件を脚色したもの。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

心中宵庚申
しんじゅうよいごうしん

浄瑠璃義太夫節(じょうるりぎだゆうぶし)。世話物。3段。近松門左衛門作。1722年(享保7)4月、大坂・竹本座初演。同年4月6日の宵庚申の夜、大坂生玉馬場先(いくたまばばさき)の大仏勧進所での、油掛町の八百屋(やおや)半兵衛と妻千代の夫婦心中を脚色、22日から上演したもの。大坂新靭(しんうつぼ)町の八百屋半兵衛は女房お千代(世)と夫婦養子だったが、お千代は姑(しゅうとめ)に嫌われ、半兵衛が浜松へ帰省した留守中に離縁され上田村の実家へ帰る。帰路、そこへ立ち寄った半兵衛は、病父の平右衛門(へいえもん)や姉おかるに命を賭(か)けてお千代を守ることを誓い、大坂へ連れ帰る。しかし、姑はあくまでもお千代を家へ入れることを承知しないので、養家と妻の実家の板挟みになった半兵衛は、宵庚申の夜にお千代と家を忍び出て、生玉の勧進所で心中を遂げる。近松世話浄瑠璃中の最後の作。同題材は紀海音(きのかいおん)も近松に先だち『心中二つ腹帯』の題で脚色、豊竹(とよたけ)座で上演しているが、夫婦愛と義理人情のせつなさを強く描いた点に近松の特色がある。江戸時代の歌舞伎(かぶき)では、養母を半兵衛に横恋慕する婆に改作した台本が演じられたが、明治後期以後、初世中村鴈治郎(がんじろう)の原作本位の上演が例になった。[松井俊諭]
『鳥越文蔵校注・訳『日本古典文学全集44 近松門左衛門集2』(1975・小学館)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

心中宵庚申の関連キーワード廓文章曾根崎心中冥途の飛脚夕霧阿波鳴渡今宮の心中卯月の紅葉孕常盤曽根崎心中世継曽我内海繁太郎

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

心中宵庚申の関連情報