カイゼル髭(読み)カイゼルヒゲ

デジタル大辞泉 「カイゼル髭」の意味・読み・例文・類語

カイゼル‐ひげ【カイゼル×髭】

ドイツ皇帝ウィルヘルム2世風の、両端がはね上がった八の字形口ひげ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「カイゼル髭」の意味・読み・例文・類語

カイゼル‐ひげ【カイゼル髭】

〘名〙 (ドイツ皇帝ウィルヘルム二世のひげがそうであったところから) 左右両端を上にはねあげた八字型の口ひげ。
※ル・パルナス・アンビュラン(1910)〈森鴎外〉「洋行帰りのハイカラアでカイゼル髭を生やしたのもゐるが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカイゼル髭の言及

【ひげ(髭∥鬚∥髯)】より

… 自身もひげの豊かなダーウィンは《人類の起原とその性淘汰》(1871)でひげについても各地の習俗を紹介した。マルクス以来,レーニン,トロツキー,スターリン,ホー・チ・ミンなど,社会主義革命の指導者の多くがひげを生やし,他方,ビスマルク,〈カイゼル髭〉のウィルヘルム2世やヒトラーもひげで目だっている。ドストエフスキー,ロングフェロー,L.N.トルストイ,イプセン,ラスキンその他,文芸の大家たちにもひげは愛されている。…

※「カイゼル髭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android