タツノオトシゴ(竜の落し子)(読み)タツノオトシゴ

百科事典マイペディア の解説

タツノオトシゴ(竜の落し子)【タツノオトシゴ】

ヨウジウオ科の魚。地方名ウミウマ。全長10cmに達する。体色は変化に富むが褐色のものが多い。日本〜朝鮮半島南部に分布し,沿岸性。海藻に尾をからませて直立している。雄は腹側育児嚢をもち,雌の産みつけた卵を40〜50日間保護する。形が奇抜なので干してみやげものなどに利用。あまり食用にはしない。近縁種オオウミウマ(全長18cm,まれに30cmになる),ハナタツその他数種類ある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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