マコンブ(真昆布)(読み)マコンブ(英語表記)Laminaria japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マコンブ(真昆布)」の意味・わかりやすい解説

マコンブ(真昆布)
マコンブ
Laminaria japonica

褐藻類コンブ目コンブ科の海藻。食用昆布のうち最もすぐれた種類で,北海道,函館付近に分布する。漸深帯に大群落をつくる。藻体は革質,長いササの葉状で幅 30cm,厚さ 3mm,長さ2~6mに達する。葉の両縁はやや波打ち,下部は短い茎状になり,縦に並んだ仮根で岩上に固着する。この種にはドテメといって薄質となり三陸地方に産する品種や,リシリコンブといって色が黒く質が硬い利尻島付近に産する変種などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android