三陸地方(読み)さんりくちほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三陸地方」の意味・わかりやすい解説

三陸地方
さんりくちほう

宮城県岩手県青森県の 3県にまたがる三陸海岸と,その内陸部の北上高地を含めた地域。三陸とは陸前国陸中国陸奥国の 3国の総称。この地方の漁村が開けたのは,江戸時代にコンブ,干しあわびなどの海産物を長崎俵物として大陸に輸出してからのことであるが,北上高地は交通も不便で,開発が遅れた。沿岸部は出入りの多いリアス海岸のため津波による災害が繰り返され,北部は夏の北東風,やませによる冷害にたびたび悩まされてきた。漁業が主産業であるが,石灰石採掘も行なわれ,岩手県の釜石市大船渡市宮古市,青森県の八戸市の各市には鉄鋼セメント,水産加工などの工場が立地する。八戸市の鮫角から気仙沼湾にかけての海岸は,大部分三陸復興国立公園に属する。

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