京談(読み)キョウダン

デジタル大辞泉 「京談」の意味・読み・例文・類語

きょう‐だん〔キヤウ‐〕【京談】

京言葉京都弁
東人あづまびとの―を無理に似せたるは、殊の外に聞きにくきものなり」〈吉原すずめ・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「京談」の意味・読み・例文・類語

きょう‐だん キャウ‥【京談】

〘名〙
① 京言葉京都弁。
評判記・吉原すずめ(1667)下「あつま人のきゃうだんを、むりににせたるは、ことの外に、ききにくきもの也」
一種の美しい趣のある言葉。
※諺草(1699)幾「俗に、物のみやびやかなる事を京風と云。詞の章(あや)あるを京談(きゃうダン)と云」
③ 京都に関する話。
④ 京言葉を使う人。京都の人。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android