保険料免除(読み)ほけんりょうめんじょ

知恵蔵 「保険料免除」の解説

保険料免除

所得のため国民年金保険料が払えない場合に、免除する仕組みのこと。障害年金の受給者や生活保護生活扶助を受けている人は自動的に免除される(法定免除)。所得が少ない時や保険料の支払いが著しく困難な場合、申請して認められれば免除される(申請免除)。2000年の年金改正で保険料の半額免除も認め、04年改正では多段階免除制度が導入された。免除を受けた期間年金の受給資格期間として計算される。免除を受けた期間の基礎年金は国庫負担分だけになり、満額の3分の1となる。

(梶本章 朝日新聞記者 / 2007年)

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