信施無慚(読み)シンセムザン

デジタル大辞泉 「信施無慚」の意味・読み・例文・類語

しんせ‐むざん【信施無×慚】

僧が布施を受けながら、それにふさわしい徳を積まず、しかも恥じないこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「信施無慚」の意味・読み・例文・類語

しんぜ‐むざん【信施無慚】

〘名〙 仏語。僧が信者から布施を受けながら、その本分である修行を忘れ、罪を作りながら自らかえりみて恥ずるところがないこと。
平家(13C前)三「僧都〈略〉身にもちゐる処、大伽藍の寺物仏物にあらずと云ふ事なし。さればかの信施無慙の罪によって、今生に感ぜられけりとぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android