精選版 日本国語大辞典 「僧都」の意味・読み・例文・類語
そう‐ず ‥ヅ【僧都】
〘名〙
① 僧官である僧綱の一つ。僧正に次いで僧侶を統轄するもの。もと、大僧都・少僧都各ひとりであったが、後には、大僧都・権大僧都・少僧都・権少僧都の四階級に分かれた。大宝令(七〇一)では俗人の従五位に準じていたが、弘安八年(一二八五)の制度で四位の殿上人に準じた。後世諸宗の僧階でこの称を用いる。
② =そおず(案山子)
※発心集(1216頃か)一「山田もる僧都(ソウズ)の身こそ哀れなれ秋はてぬれば問ふ人もなし」
③ ⇒そうず(添水)
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