偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず(読み)エンソカワニノムモマンプクニスギズ

デジタル大辞泉 の解説

偃鼠えんそかわむも満腹まんぷくぎず

《「荘子」逍遥遊から》もぐらが川で水を飲んだとて、腹がいっぱいになればもう飲めない。人はそれぞれ定まった分に応じて安んずるのがよいというたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

えんそ【偃鼠】 河(かわ)に飲(の)むも満腹(まんぷく)に過(す)ぎず

(「荘子‐逍遙遊」の「鷦鷯巣於深林、不一枝、偃鼠飲河、不満腹」による語) モグラが川で水を飲んでも腹いっぱいより多くは飲めない。人はそれぞれその分に応じて満足するのがよいということのたとえ。〔狂歌四方あか(1787か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android