偶爾(読み)ぐうじ

精選版 日本国語大辞典 「偶爾」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐じ【偶爾】

〘形動タリ〙 思いがけないさま。
※雲壑猿吟(1429頃)贐別「桃李春風与老違。送若偶爾出山扉
浮世草子・近代艶隠者(1686)三「貧冨の分(わかち)をわすれて。偶(クウ)じとして暮すと」

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普及版 字通 「偶爾」の読み・字形・画数・意味

【偶爾】ぐうじ

たまたま。偶然。〔宋書鮮之伝〕殿下高祖)、彭に在りしとき、劫盜縣を破る。事、偶爾に非ず。皆是れ無(きやうとく)なり。

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