凶服(読み)きょうふく

精選版 日本国語大辞典 「凶服」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ふく【凶服】

〘名〙 喪中に着る服。また、それを着る期間
※続日本紀‐慶雲四年(707)六月辛巳「天皇崩、遺詔挙哀三日、凶服一月」 〔礼記‐曲礼下〕

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普及版 字通 「凶服」の読み・字形・画数・意味

【凶服】きようふく

喪服

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世界大百科事典(旧版)内の凶服の言及

【喪服】より


[日本]
 本来,喪服は喪にある期間中着用するものであったが,近年はわずかに葬送の日などに着用されるにすぎない。喪服のことを中国,朝鮮などで凶服というが,これは人生の凶事に際して着用されるからであり,これを素服(そふく)というのは,麻などの加工しない生地のままか白地の布で作ったからである。日本でも《日本書紀》などは素服の字を用いて〈あさのみそ〉とよませているが,《和名抄》によると,日本では古く喪服のことを〈不知古路毛(ふじごろも)〉といっていたことが知られる。…

※「凶服」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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