合金接合型トランジスタ(読み)ごうきんせつごうがたトランジスタ(英語表記)alloy junction type transistor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合金接合型トランジスタ」の意味・わかりやすい解説

合金接合型トランジスタ
ごうきんせつごうがたトランジスタ
alloy junction type transistor

トランジスタ製法により分類した名称の一つ。たとえばn型ゲルマニウムの薄片上にインジウム小片を載せて,500~600℃で数分加熱し,合金化技術により接合部を製作したトランジスタをいう。冷却時にインジウムを多量に含んだp型ゲルマニウムが形成されるが,ベース層の幅の制御がむずかしい。比較的高周波特性がよい。合金接合をつくる操作と一緒に不純物拡散を行い,ベース内に不純物の密度分布をもたせ,より高周波化を目指した合金拡散型トランジスタ alloy diffusion type transistorもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android